コラムで学ぶ

「だから言ったでしょ」を言いたくなったら

コラムで学ぶ

・早くテスト勉強を始めるように言ったのに…

・忘れ物がないか確認するように言ったのに…

・そんな遊び方ではケガをするよと注意したのに…

子どもに前もって伝えていたのにも関わらず、良くない結果が起こったとき

「だから言ったでしょ」と親は残念な気持ちになりますね。

しかし「だから言ったでしょ」という言葉では

・言うことをきかなったあなたが悪い

・あなたは間違っていて私が正しい

と子どもを責めるニュアンスが強く伝わります。

子どもも前向きに反省、とはいかず、自己否定だけが残って 改善のためのエネルギーが沸いてきません。

そこで次の関わりに置き換えましょう。

声かけのポイント① 理由を説明する

なぜその行動が必要だったのか、もう一度説明してあげましょう。

「親に言われたから、やる/やらない」 という状態から

「~するために必要だから、やる」と、行動ができるようになります。

声かけのポイント② 叱るときは短く、要点を絞って

親の残念で悲しい気持ちが発散できるまで、長々と子どもを怒り続けても、

子どもには「怒られた」「否定された」という気持ちしか残りません。

短い言葉で、要点を絞って伝えることで、叱りの要点が子どもの心に残るようになります。

声かけのポイント③ 客観的に振り返れるような質問を

「この結果を見てどう感じた?」

「次に生かせることはどんなこと?」

「邪魔するものがあったとすれば何?」

親のもつ正解を子どもに言わせる誘導尋問ではなく、子ども自身が客観的に振り返られるような質問をしましょう。

声かけのポイント④ 口に出さなくても子どもは反省している

「反省してます」「ごめんなさい」とその場で言わなくても、子どもは何が良くなかったか、ちゃんと自分で分かって申し訳なく感じています。

その内心を理解してあげることが大切です。

まとめ

子どもたちが行動と結果から学んで、次の行動に生かしていけるように、親の声かけでサポートしていきましょう。

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