小5の息子は遊びに行く前に宿題を終わらせるという約束を、守らないことが度々あります。
親に怒られた時は反省した様子で「次は絶対にちゃんと守る」と言いますが、結局これまでに何度も約束を破っています。
どのように話せば、約束を守れる子になるでしょうか?
-小学5年生の保護者様より
約束を守れなかったとき、
・それでいいと思ってるの?
・なぜ約束も守れないの?
親からはこのような詰問が生まれがちですが、お子さんを否定する意味合いだけが伝わり、改善に向けた行動意欲にはつながりません。
そこで次のような質問をしてみましょう。
「今、どんな気持ち?」
親が子どもを評価し、責めなくても、
子どもは自分で自分の行動や感情を振り返って観察する力があります。
子どもを怒る文言から会話が始まらないことで、子どもも身構えて言い訳をする必要がなく、改善に向けて考えられます。
「約束を守ることを、邪魔するものは何?」
「あなたは約束を守れる子」という前提に立って、「邪魔するもの」を明らかにしよう、という質問です。
お子さんも素直に自分の課題を明確にできます。
「約束を守るために工夫できることは何?」
次に向けて具体的な行動計画を本人に決めてもらうために、ヒントとなる質問です。
人に決められて言われたことよりも、自分で決めたことの方が行動につながりやすいものです。
「約束って、そもそも何だと思う?」
約束を守ること自体への重要性を今一度お子さんと話し合う質問です。
親子で意見を交換することで、子さんが約束を守ることへの意識を見直すきかっけになります。