息子は中学受験のために勉強していますが、
「〇〇校なんて絶対無理」「僕にはできないよ」と言って上を目指そうとしません。
努力する前から「無理」と決めつけて、可能性をせばめているのがもったいなく感じます。
-小学5年生の保護者様より
「自分にはできない」という思い込み
「自分には無理」と頑なに思い込んで、始めから行動をしない子がいますね。
・頑張っても結果が伴わなかった経験
・自分の欠点ばかりに注目してしまう性質
・成功しないと親に失望されるかもという不安
などから、「やってみたら成功するかも」とポジティブなイメージを持てないのです。
このような思考にとらわれているとき
「無理じゃないよ」「やればできるよ」
「じゃあ、このままでいいの?」
このような声かけでは、なかなか子どもの思考は更新されません。
課題点を明確にする質問
次のような質問を取り入れてみましょう。
・合格の可能性は何%だと思う?
・残り〇%、何があれば達成するだろう?
・邪魔しているものは何?
子ども自身が、課題点を明確にできる質問です。
課題が明確になると、何をするべきか、がクリアになり、実現可能な行動目標が見えてきます。
子どもの本心にアクセスする質問
・本当に行きたい学校はどこ?
子どもの本心にアクセスする質問です。
「本当にその学校でいいの?(よくないよね?)」と誘導するような言い方ではなく、
「この子は本当はどうしたいんだろう?」という興味から聞いてみてください。
ポジティブなイメージを広げる質問
・受かったとしよう。何があったんだと思う?
うまくいったときのイメージが広がる質問です。
「できない」「無理」というセルフイメージがほどけて、
「何をすればできるようになるか」と素直に考えやすくなります。
まとめ
すべての子どもたちは本来、親に何を言われなくても「よりよく生きたい」と育とうとする生き物です。
子どもに無理やり向上心を持たせようとせず、コーチングの傾聴、質問、承認の関わりで、子どもが本来持っている意欲を引き出していきましょう。