コラムで学ぶ

子どもに「もっと成長してほしい」ときの親のNG行動

コラムで学ぶ

子どもは育とうとする生き物だ

子どもたちは

「自分で考えたい」

「自分でできるようになりたい」

と、自立心旺盛な生き物です。

親の気づかないところで日々成長をしていて、

自分自身で考え、気づき、体験することでさらに伸びていきます。

愛情と責任感からくる親の関わり

一方で親はお子さんへの愛情と、自立した人間に育ててやりたいという責任感に溢れています。

「ちゃんと育てよう」「成長してほしい」

「この子が将来困らないように」

という思いから、子どもに一生懸命に関わります。

しかし実はその親の関わりで、子どもの自立を妨げている場合があるのです。

子どもの成長と自立を妨げる親の関わり

・子どもにあれこれ逐一指示する

・子どもが望むことを何でもやってあげる

・子どもがすべきことを親が代わってやってしまう

このような対応は

・子どもの問題解決能力を奪う

・親への依存度を高める

という影響があり、成長や自立から遠ざけてしまいます。

また、このような親の対応は

「あなたは分かっていない」「上手にできていない」

「まだ未熟だから」というメッセージを

子どもに与えることにもなります。

「僕はできない子」というセルフイメージが作られ、チャレンジに臆病になってしまいます。

子どもの成長を引き出す親のあり方

そこで、子どもの成長を引き出すためには

「この子は自分で成し遂げる力がある」

「今できないのも、たまたま邪魔するものがあるだけ」

「答えはちゃんとこの子の心や頭にある」

「行動の主体は、親ではなくこの子自身」

という風にお子さんを見て、接することです。

親が子どもを「できる子」として見れば、

「逐一指示して管理する」必要も、

「親が代わりにやってあげる」必要もなくなります。

たとえ今上手にできていなくても「必ずできるようになる」、と信じて

親が先取りせずに、子ども自身が考え、行動するのを支援しましょう。

子ども主体のチャレンジをサポートする関わり方

子どもが自分で考え、体験するのをサポートする具体的な方法は、コーチングのスキルの中にあります。

・子ども考えや思いをじっくりと傾聴して受け取る

・考えや意欲を引き出す質問をする

・子どもの存在や思い、過程を承認する

・提案、リクエストする

などコーチングを子育てにぜひ活かしてみてください。

まとめ

子どもたちの「学びたい」「できるようになりたい」「やってみたい」という意欲は、眩しいほどのエネルギーとなって行動を後押しします。

今そのような意欲が表われていない子どもたちの心の中にも、ちゃんと存在しています。

指示を与え、管理する関わりを少しゆるめて、意欲と行動を子ども本人から「引き出す」関わりを実践をしてみてください。

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