宿題の答え合わせをして間違えていたら、「もうやりたくない!」と拗ねてしまい何度励ましてもなかなか切り替わりません。
こんな時どのように対応したらよいでしょうか
―小学3年生の保護者様より
「本当は頑張りたい」「できるようになりたい」からこそ、思うようにならない現状にイライラするんですね。
このときのお子さんの心の中は、モヤモヤでいっぱいで整理がついていません。
そんなときの親の声かけや対応についてご紹介します。
・気持ちを発散させる時間、と捉えて待つ
感情が爆発しているときは、たとえ励ましや慰めの言葉であっても心に届きません。
無理に「泣き止ませよう」「落ち着かせよう」とせずに、
本人のペースで自然と落ち着いてくるのをゆったりと待ってあげましょう。
イライラや落ち込みの感情を排除しようとせず、まるごと受け入れてあげるイメージです。
・親もイライラしてしまうときは距離をとる
親が家庭学習に付き合う場合、親の感情が落ち着いていることが何より大切です。
子どもの様子をうけて親もイライラすると、さらに子どもの負の感情が増幅します。
自分に余裕がない、と感じたら子どもを刺激する前にそっと距離をとりましょう。
・子どもの気持ちを代わりに言語化する
子どもの「勉強なんか面白くない」「やりたくない」という言葉の奥にある感情を代わりに言葉にしてあげます。
「できなくて悔しいね」
「わからないと嫌になるんだね」
…「親は自分を分かってくれている」「そんな感情をもった自分を否定していない」
と思えれば 次第に落ち着いていきます。
・落ち着いたころに「どうする?」と問いかける
気持ちが落ち着いてきたら、頃合いをみて
「どうする?」「どうしたい?」と宿題の再開について確認します。
「まだやりたくない」というなら「OK、〇時には再開しよう」など提案してみてください。
まとめ
・気持ちを発散させる時間、と捉えて待つ
・親もイライラしてしまうときは距離をとる
・子どもの気持ちを代わりに言語化する
・落ち着いたころに「どうする?」と問いかける
「できるようになりたい」というお子さんの心の声をキャッチしながら、対応してあげてください。