ちょうどそのころ、私はコーチング資格のグレードアップにチャレンジしていて、
本当の答えを頭ではなく身体から引き出すコーチングを学んでいました。
自分のイライラの気持ちを取り出したり、
ペットボトルを人に見立てて話したり、
今までのコーチングとは一味違う経験でした。
これがとても面白かった私は、
ある日、娘がなんとなく浮かない表情をしている日に声を掛けました。
私:どうしたん?
娘:ちょっと嫌なことあったねん。
私:そうなんや。お母さんさ、この前コーチング習ってきたねんけど、ちょっとやってみる?
娘:うん、まぁいいけど。
私:じゃあ、嫌な気持ちってどの辺に居てる?
娘:(胸の辺りを指す)
私:ちょっとそれ、ここに出てきてもらおうよ。(お風呂につかりながらやっていましたので、湯船の縁に出しました)
娘:出したよ。
私:どんな形?・・・・いろいろな質問をして眺めたり触ったり・・・・
私:最後、これどうしようか。
娘:お風呂に流しとくわ!
私:よし、じゃあ、そうしよ!今どんな気持ち?
娘:なんかすっきりした。ありがと。
この会話が起こって私がびっくりしたのは、
コーチングを娘とまさに「体感」できたこと、
そして数日後、娘が自分で同じことをやっていたことでした。
「ちょっと今日、イライラするねんなぁ…。出てきてもらお!」という感じです。
いつの間にか、我が家の日常に欠かせなくなっているコーチングです。
これからも「日常のコーチング」を実践し、家族の会話を楽しみたいと思います。