受験のシーズンになりましたね。
お子さんが入試にチャレンジされるご家庭では、
ご家族も期待と不安の入り混じった落ち着かれない日々をお過ごしかと思います。
そこで、お子さんが安心して
最後まで力を発揮出来るようになるために
ご家族とのコミュニケーションでできるサポートをご紹介します。
子どもの話を聴くことに集中する時間をつくる
お子さんのイライラやモヤモヤを感じたら
お子さんのお話を忙しくても手を止めて聴いてあげてください。
親が意識をすべてお子さんに向けて話を聴いてあげると、
お子さんは自分の心に抱えている荷物をおろせるようになります。
抱えている荷物をおろすと、お子さんはとてもすっきりした気分になり、
また学習に集中できるようになります。
お父さんお母さんも毎日お仕事に家事に忙しい日々だと思いますが
平日は10分間、ゆとりがある日は30分、などと時間の目安を決めて
聴くことに徹する時間を設けてあげることも、とても有効です。
子どもの言葉をそのまま繰り返しながら聴く
「やることがいっぱいなんだ」
「焦っているんだね」
「イライラするのね」
「遊びたいのを我慢しているんだ」
こんな風にお子さんの言葉をそのまま繰り返すことで、
お子さんは自分の気持ちを客観視できるようになり、整理をつけやすくなります。
しっかり話して気持ちを発散できれば、今やるべきことや、優先順位など、学習への取り組みにまた意識も向くようになります。
そしてこうやって言葉を繰り返しながら聴くことで
お子さんは「自分の気持ちを受けとめてもらえた」という安心感を得ます。
親の愛情で包まれた子どもは大きなエネルギーを得る
お子さんは受験の真っ最中、
もしくは 直前で本当に日々様々な不安とプレッシャーを感じておられると思います。
「そんな弱気でどうするの」
「今は勉強にだけ集中しなきゃだめよ」
などと、アドバイスや指摘をたくさん渡す前に、
まずはお子さんの心の荷物を下ろせるように聴くことに徹してあげましょう。
お子さんは親からの無条件の愛情を感じて、それを学習への意欲やエネルギーに変えることができます。
必ずしも受験の最中だから、という特別感を出す必要はなく、
ご家族の大きな愛情でお子さんを包んであげること。
シンプルですが、これが結局は笑顔で受験を終えられることにつながっていきます。
お子さんの頑張りが実を結びますことを心からお祈りしております。