コラムで学ぶ

コーチ体験記 登園前にかんしゃくを起こした息子への関わり

コラムで学ぶ パパママ・コーチ体験記

パパママコーチの新名です。

息子(4才)は生命力の塊のような元気な子です。

機嫌がよいときは、部屋でも外でもとにかく自分の心の赴くまま、走り回って跳ねまわっています。

逆に、ほんのちょっとしたことでも自分の思いどおりいかないと、

物や人にあたって泣き叫ぶので、どうしたものかと悩んでいました。

保育園登園前の出来事

ある寒い朝、息子は着替えを後ですると言って先に朝食を食べ始めました。

もう少しで食べ終わるころ、わたしは食器を洗いながら、

「8時すぎたから、ごはん食べ終わったら、いそいで服を着替えてね」

と言いました。

すると、とつぜん息子が椅子からおりて、

「いま着替えるから、手伝って」

と言い出しました。

皿洗いはもうちょっとで終わりそうで、

息子がごはんを最後まで食べてから着替え始めるなら

ちょうどタイミング良く手伝ってあげられます。

わたしは皿を洗う手を速めながら言いました。

「いま手が泡だらけだし、もう少しで終わるから、ごはん最後まで食べておいてよ」

「いやだー! 先にお着替えするー!」

息子は床に寝転んで足をばたばたさせはじめました。

「どうして? ママいま忙しいでしょ? 先にごはん最後まで食べてよ!」

「いやだ!」

「なんで、いやなの? 先に着替えるなら一人でやってよ!」

「うわあーん!」

大声を出しながら、足にあたるものすべてを蹴っています。

あっちにゴロゴロー、こっちにゴロゴロー。こうなると、もうどうしようもありません。

こんな時、私は自分の思うように物事を進めたくて、

つい大きな声を出して息子の感情と行動をコントロール(支配)しようとしてしまいます。

でも、この日はふとコーチングで習ったことを思い出しました。

「手をとめて、目と耳と心と体をぜんぶ相手に向けて話を“聴いて”みよう。

この子もこの子なりの考えがあるのかもしれない…」

Copyright © SEIKI COMMUNITY GROUP All Rights Reserved.