子どもの学習への取り組みを見ているとイライラしてしまい、
いつも小言ばかり言ってしまうんです、と保護者の方からご相談を受けることがよくあります。
中には、テストの結果を見て、できていないことを指摘すると口げんかになったり、
しばらく子どもが口をきかなくなってしまったり…というご相談も。
テストという機会をどう活用するか
保護者の皆さんも、お子さんの応援団として、
主体的に勉強に取り組むことができる環境をつくってあげたい、
と考えておられることと思います。
そもそもテストとはそれまでに勉強したことが
どれだけ身についたかをはかるためのものです。
結果を次にどう活かすかが重要です。
過去を振り返ることは大切ですが、
終わってしまったことを変えることはできません。
変えられない過去にエネルギーを使うよりは、
これから創り出すことができる未来に働きかけてみませんか?
前向きな質問・後ろ向きな質問
そのために、パパ・ママコーチングでは前向きな質問を使います。
「なぜ、こんな点数なの?なぜ、こんな問題ができなかったの?」
これは過去に対する後ろ向きな質問です。
一方、「次のテストに向けて改善できることがあるとしたら、どんなこと?」
これは、次のテストという未来に対して、改善するという前向きな質問です。
テストの点数が思うように伸びないとき、そのことを一番わかっているのは本人です。
点数が悪くても良いと思っている子はいません。
みんな良い点数をとりたいと思っています。
是非、お子さんの未来のため、お子さんのやる気を信じてかかわってみてください。
その結果として、お父さんお母さんのイライラと小言が減り、良好な関係を築くことができます。
いっしょにお子さんの応援団として、見守っていきましょう。