受験学年が目前であっても(または受験学年になっても)
なかなかその自覚や危機感がない…
該当の年齢のお子さんをお持ちの方の共通のお悩みです。
お子さんのそんな様子を感じたら、
お子さんの行きたい学校や将来について、
じっくりと話す機会をとられてはいかがでしょうか。
お子さんへの質問例
「行ける学校ではなく、行きたい学校はどこ?」
「あなたにとって、その学校の魅力って何か教えてくれる?」
「その学校に進めたら、どんな気持ち?」
「将来やってみたいことはあるの?」
「じゃあ、そのあなたの目標実現のために、この1年をどんな風にやっていこうか?」
などの質問を活用してみてください。
お子さんから、すぐに答えが出るものもあれば、
じっくりと考えてから、答えが出てくるものもあるでしょう。
お子さんの言葉や気持ちを急かさずに、
一つ一つの言葉をじっくり待ちながら、傾聴してあげてください。
答えがすぐに出ないときの関わり
お子さんから、「まだ、わからない」という答えがあっても、ひとまずOKです。
お子さんの心に
「行きたい学校ってどこだろう」
「将来どんなことをやりたいだろう」
と問いかけが残れば、
お子さんはその質問の答えを探す日々を歩んでいきます。
親御さんは「じゃあ、何か見つかったり、思ったことがあれば教えてね」
と声掛けをして、お子さんが自分で答えを出すのを待ってみましょう。
一人で答えが出ずに行きづまっているとき
思考が停滞してお子さんが困っている様子を感じたら
「何をしているときがワクワクする?」
「どういうところに面白さを感じるの?」
「自分のやったことで誰かが喜んでくれたことって何?」などと
質問、傾聴を続けたり、
「学校見学に行ってみる?」など、提案をするのもよいでしょう。
「お父さんお母さんは私を理解してくれている」
「お父さんお母さんは私の気持ちを尊重しようとしてくれている」と伝われば
お子さんは安心して
自分の奥底にある本心と向き合えます。
そして、
「本当はこんなことをやってみたかった」
「〇〇ができる学校を探してみよう」
と自分の気持ちを大事にしながら、将来について考えたり、口に出せるようになります。
まとめ
進路や将来の展望について
早い時期から答えが出る子もいれば
時間をかけて答えを出していく子もいます。
親御さんは
・お子さんが安心して話せる雰囲気づくり
・お子さんの本心に光をあてる質問
でサポートしてあげてください。