4月が近付いてきました。
お子さんの学年もひとつ上がって、またチャレンジが広がる時期ですね。
学年が上がるにあたって、充実した毎日を過ごせるように、
家庭でできる声かけを考えてみましょう。
まず お子さんのやる気を削ぐ典型的な言葉がけは下記のようなものです。
・課題終わったの?いつもギリギリなんだから
・もう〇年生になるのにダラダラしてちゃダメ
・近所の〇〇ちゃんはこんな風に頑張っていると聞いたわよ
子どもは本来 育とうとする生き物です。
誰もが少なからず目標や理想のイメージを持っています。
ところが親が
「放っておけば怠惰に過ごすだろう」
「この子はやる気がなくて自分では頑張れない子」
という判断から声かけをすればどうでしょうか。
お子さんは
「決めつけられた」「否定された」「バカにされた」
という気持ちを持ち、前向きなエネルギーや意欲は沸いてこないのです。
ぜひお子さんを
「育とうとする生き物」であって、
何か邪魔しているものがあるから 意欲や行動が見えないだけ、
と捉えてみてください。
根底にある気持ちに変化が出れば、声かけも自然と変わります。
「新しい学年はどんな一年にしたい?」
「一学期はどんな風に過ごす?」
お子さんへの「期待」「誘導」を手放して、「興味」から質問してみてください。
親が自分に興味を持って質問してくれる。
これはお子さんにとって大きなエネルギーになります。
日頃から否定と決めつけを多く感じてきたお子さんは
素直に質問に答えてくれないこともあるでしょう。
たとえ質問の意図どおりの返事が返ってこなかったとしても
否定せずに「そうなんだ」と まずは傾聴しましょう。
お子さんを一人前の人間として尊重して扱えば
お子さんはその自覚と意欲が膨らんでいきます。
どうぞ お子さんの中にある目標や理想、意欲があることを
信じて関わってみてください。