例えば お子さんが目標点数に向かって勉強に取り組んでいるとき、思うように結果が出ず、モチベーションが停滞していく…
ということを時には経験されることと思います。
そんな時
・あなたは〇〇だからもっと~しなきゃ
・このままでは〇〇になるから~しなさい
とアドバイスをしたくなりますが、
お子さんに自分で今の課題を見つけ、改善策を考えてみてほしいと思えば、「親の中にある正解」を手放して お子さんと会話をしましょう。
聞き手に「判断」がある会話
親に「こうしてほしい」「こうすべき」という判断や考えがある状態で会話をすると、子どもは「(お父さんお母さんは)こう答えてほしいんだろう」と、表面的にお利口な返事をすることもあります。
しかし、その場しのぎのために出た言葉であって意欲が伴わなければ、継続的な行動につながりません。
本当の意味で目標に向かって取り組むお子さんのモチベーションをたくましく支えてくれるのは、お子さんが「どうしたいか」です。
そこで お子さんに「どうしたい?」と質問していきましょう。
子どもが「どうしたいか」をベースに進む会話
「あなたは〇〇だね」ではなく「いまどんな状態?」
「このままでは~になるよ」ではなく「このままいくとどうなる?」
そしてお子さんに「どうしたい?」を聞いてあげてください。
お子さんが自分の現状を省みて自分で行動を決め、それを親に尊重・応援してもらうことで、やりきろうという意欲が湧いてきます。
まとめ
親が思う正解を渡す前に、子どもが自分で自分を振り返って内省する機会を作ってあげること。
このことがお子さんの思考力を鍛えて、親や指導者に依存することなく、自分で自分のモチベーションを保つ精神力にもつながっていきます。