パパママ・コーチングでは、怒りと叱りを明確に区別しています。
そして、「怒らず、叱る」自分を目指します。
今日は怒りと叱りの違いの一部分にふれて、怒りをコントロールする手法についてご紹介します。
怒りと叱りの違い
怒りは、感情からくるものです。
叱りは、理性・意図・客観からきます。
怒りは、マイナス面と過去をみていますが、
叱りは、プラス面と未来もみています。
怒りは、言ってすっきりする、あるいは、言って自己嫌悪に陥ります。お子さんは、打ちのめされる、あるいは反抗や、逃避をするでしょう。
叱りは、感謝や喜びが生まれ、お子さんの課題や行動が明確になるなどの結果を得ます。
怒りを観察する
叱るコミュニケーションへシフトするためには、まず「怒りを我慢しない」ことです。
我慢すれば怒りの感情が蓄積して、やがて大爆発を起こします。
そして、怒りをコントロールする手法を実践しましょう。
簡単に言えば、「怒りをそのままにする」ということです。
怒っている自分を無理に抑え込んだり、目を背けたりせず、あるがままの怒りを感じながら、観察します。
・自分がやっていること(大声を出している、目を合わせていないなど)
・言っていること(ゲームについて注意していたのに、習い事の取り組み姿勢のことまで発展しているなど)
・身体に起こっている反応(厳しい表情をしている、震え、体温の変化など)
などに対して、無意識にやっていることに光をあてて見る、という感覚です。
こうして観察を続けて、怒りの感情ととことん向き合うことで、怒りの感情が徐々に落ち着いていきます。
怒りがコントロール不能であった状態から、冷静に付き合えるようになります。
まとめ
暴れだした感情を抑えきれずに言葉を吐き出してしまう状態から、お子さんの成長のために、必要な言葉を受けとりやすい形で届ける。
そんなコミュニケーションの習得を目指しましょう。