「どう声かけすればいいでしょうか?」
「どう言えば分かってくれるでしょうか?」
お子さんへの愛情や責任感から、こんなお悩みをお持ちではないでしょうか。
実は「どう言うか」と同じくらい、「どう聴くか」も大切です。
今日はその聴き方について考えてみましょう。
人間は社会的な動物なので、人とつながっている感覚、人に受けいれられている感覚を無意識に求めています。
それが実感できないと不安になったり、混乱が起こったりします。
それを確かめられるのが「話す」行為です。
「話す」=「放す」
話すことは、考え・思い・感情を言葉にのせて「放す」こと。
お子さんが、言葉のボールをお父さんお母さんへ放しているのだと捉えてみてください。
相手に向かって放したボールを受けとってもらえなかったり、粗末に扱われたり、打ち返されるとどうでしょうか。
つながっている感覚や受けいれられている感覚を得られないかもしれませんね。
つながっている、受けいれられている…
そんな気持ちになれるのは、相手が大事にしっかりとボールを受けとってくれた時です。
これがパパママ・コーチングの基本スキル「傾聴」です。
傾聴の効果
傾聴してもらえると、心に抱えていたものを手放して
・すっきりした
・楽になった
・受けいれてもらえた
・自分はここにいていいんだ
そんな心の状態になります。
まとめ
お父さんお母さんがしっかりと傾聴してあげれば、お子さんは安心して言葉のボールを投げることができます。
愛情をこめて受けとる、
愛情をこめて投げ返す、
というやりとりが、お子さんの心に安心感と意欲を育んでくれます。