親としてはほめているのに、激励したつもりなのに、実は自己肯定感がゆらぐ言葉、お子さんのやる気を削ぐ言葉というものがあります。
親御さんの本当の意味での承認が届けば、お子さんは涙が出るほど嬉しくて癒されて、勇気が湧いてきます。
そして 一目みて分かるほどエネルギーに満ち溢れて前進し始めます。
そんな承認の声かけをしていきたいですね。
4種類の承認
承認の仕方には4種類あります。
①評価してほめる
②評価して認めない
③私はどう感じた、を伝える
④事実をそのまま伝える
普段お子さまへ使っておられる言葉は、どのカテゴリの言葉が多いでしょうか。振り返ってみてください。
①評価してほめる
例 「さすが〇年生だね」 「偉いね。かしこかったね」
評価してもらえると嬉しいものですが、このほめ方に偏りすぎることは危険です。
「評価されないと親にがっかりされるかもしれない」というプレッシャーや不安は自己肯定感を削いでしまいます。
②評価して認めない
・そんなことで喜んでちゃだめよ
・いつもこのぐらいやりなさい
子が「認めてほしい」「ほめてほしい」と思っているときにこちらの対応をすると
「否定された」、極論に言えば「愛されていない」と子は理解をし
やる気にはつながりません。
③私はどう感じた、を伝える
・うれしいな。助かるわ
・お母さんもやる気出てくるな
自分の行動がお父さんやお母さんを幸せにしていると理解します。
そして 心のつながりや愛情のつながりを感じます。
④事実をそのまま伝える
・手伝ってくれるんだ
・いつもの倍やったんだね
評価を交えずに見たままを伝えるだけ。
これも確実な「承認」となります。
まとめ
評価ではなく事実や感じたことをフィードバックする。
こんな承認でお子さんの自己肯定感を育みましょう。
親御さんの承認は、お子さんにとって何よりも力強い支えとなり
どんな困難にも打ち勝っていくパワーにつながります。