保護者の皆さんから「うちの子にはやる気がなくて」というご相談がよく届きます。
「人は育とうとする生き物である」というのがパパママ・コーチングの根底に流れる考えです。
たとえば目標が明確で、どんどん成長するAちゃんは「頑張り屋さんで良い子」。
向上心がなく努力しないB君は「やる気のないダメな子」というように評価されがちです。
しかし パパママ・コーチングでは二人をそのように見ません。
「二人とも やる気と能力のある素晴らしい子」
「Aちゃんは成長を『邪魔するもの』がなくて、Bくんには『邪魔するもの』があるだけ」として見ます。
人は育とうとする生き物である
子どもたちは意欲のかたまりで、成長することが大好きです。
強くなりたい、知りたい、できるようになりたい、よりよく生きたい、など
「育ちたい」というエネルギーを持った生き物です。
お子さんの成長を「邪魔するもの」さえ取り除ければ、お子さんは勝手に育っていきます。
「やる気がない」のではなく、邪魔するものがあるのだと捉えて観察してみましょう。
育ちたい気持ちを邪魔するもの
「邪魔するもの」がテレビ、ゲーム、遊びなどの外的要因とは限りません。
時には親の「育てたい」という一生懸命な関わりが、お子さんの成長を邪魔することもあるのです。
子どもは「自分で育つのが大好き」という特性があります。
「ちゃんと育てなきゃ」「教えてあげないと」「正してやろう」という親からのエネルギーには「自分で育ちたい!」と抵抗します。
本来育つために使うはずだったエネルギーが親への抵抗のために費やされてしまう、
何とももったいない状況が起こってしまうのです。
まとめ
まずは お子さんを「育とうとする生き物である」として見ること。
パパママ・コーチングの関わりはそこから始まっていきます。