「息子は中学2年生にもなるのに自分では起きられず、毎朝私が起こさないといけません。
それもすぐには起きてくれず…
起きた後ものらりくらりとしていて準備も遅いし、朝からついつい喧嘩になってしまいます。
朝くらい、気持ちよく送り出してあげたいのに…どうしたらいいでしょうか?」
パパママ・コーチングトレーナーの大村伸介です。
上記にご紹介したのは、中学2年生のお子さんを持つお母さまよりいただいたご相談です。
このご相談(生活習慣)内容は、お子さんの学年、性別を問わず、よくいただきます。
それだけに皆さん、頭を悩ませておられるのではないでしょうか?
実は私の家庭でも悩みの種でした。
そこで今回は、私が妻と家庭で実践してきたことをご紹介したいと思います。
小学校に入学してからの変化
当時、幼稚園の時と比べて起床時間が30分ほど早くなりました。
初めのうちはそんな娘を慮っておりましたが…。
「はよ起きや。」
「何時やと思ってるん?」
「いつまで寝てるん?」…ほぼ毎朝、怒る妻と半泣きで出かける娘。
これはお互いにとって不健康です。
夫婦で共有した二つの意識
ある晩、私は、妻に2つの提案をしました。
①「変わるべきは相手」という自分の中の意識に気づき、「~させてやろう」を手放すこと
②「自分には言う権利がある。相手には拒否する権利がある」ことを尊重すること。
翌朝、
「起きて。今7時。」
「ぅ~ん…あと5分…」
「わかった、5分経ったら起こすね。」
びっくりした娘が自分から起きてきました(笑)。
ただ、これで解決!とは問屋が卸しません。
起きられない日ももちろんありました。
ただ、「早く起きるようにさせよう。」の意識を手放し、
「早く起きてほしい」というリクエストを重ね、
娘が「あと5分…。」と拒否する権利を尊重した上で、
「起きて。」という言う権利を行使し続けました。
1か月が過ぎたころ、「今、7時よ。」というだけです。
たまに、「あと5分…。」が出たときは、その言葉に怒りを感じていたのに、今では可愛く感じるほどです。
怒る妻や半泣きになる娘も、もういません。