コラムで学ぶ

コーチ体験記 かんしゃくを起こした娘から教わったこと

コラムで学ぶ パパママ・コーチ体験記

こんにちは、コーチの山本です。

先日、年少の娘が夕飯の時に

「このご飯はイヤ。パンを食べたい」と言い出しました。

すでに夕飯の準備ができていたので、

「パンは朝食べようね」

「今日はこのご飯だからこれを食べてね」

と声をかけると

「イヤだイヤだ!」「パン食べたい!」とかんしゃくが始まりました。

コーチングの声かけ

「そうか、嫌なんだね」「パンを食べたかったんだね」

と子どもの言葉をオウム返しして返しながら、

「今パンは食べれないんだよ」と伝え続けるも、娘のかんしゃくはなかなかおさまりません。

パパママ・コーチングを学んでいたこともあり、

「子どもの気持ちを否定せずに、認めて受け取ってあげることが大事」、と知っていて、

しばらく「そっか、嫌なんだね」を繰り返していましたが、

そのうちに娘が「その言い方やめて!」と言い出しました。

そう言われて、「娘をコントロールしようとしていた自分」に気づきました。

思い通りに動いてほしいという気持ち

「早くこのかんしゃくがおさまってほしい」

「早く食事を始めてほしい」

という私の都合から

「この言葉かけが有効だと思うから、それをして、娘に早く落ち着いてもらおう」

という打算的な考えが見抜かれていたのだと思います。

娘を自分の都合でコントロールしようとしている時、必ず娘は嫌がって、その逆の道を突き進みます。

でも、これが自然な子どもの姿で、

子どもは自分の意思で自分の力で歩みたい、という願いを訴え続けているのだと感じます。

そして私の中で娘を信頼、尊重する気持ちが足りないままに、上辺の対応をしてしまっていたことに気づき、反省しました。

コントロールを手放す

そこで、「この子には自分で気持ちを落ち着けていく力がある」と捉え直して、

かんしゃくを「気持ちを発散させるために必要な時間」、と解釈しました。

「その言い方やめて!」という娘に、

「わかった、ママ少し黙って待ってるから、ごはん食べたくなったら教えて」と言って、後は黙って見守りました。

しばらく経って、娘がじっと顔を見てくるので、

「どうしたい?」と聞くと、

「抱っこして。仲直りする」と言ってくれました。

そして、その後はお互いに落ち着いて食事を始めることができました。

こうやって娘から教えてもらうことばかりですが、これからも娘を信頼、尊重するあり方を磨いていきたいと思います。

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