子どもは「自分で育ちたい」
パパママ・コーチングのメソッドを開発した学習塾にて、
志望校合格者の体験記を綴る冊子が制作されています。
そこには、保護者からのコメントもあわせて掲載されていますが、
「見守る」という言葉が頻繁に出てくるのです。
「見守ることに徹しました」
「ただただ家族で見守り続けました」
「栄養面や生活リズムにだけは気を付けて、後は見守ってきました」
この見守る姿勢こそが、まさにコーチングのセンスなのです。
全ての子どもは、本来誰かから指示されなくとも、
自分から「よりよく生きたい」と願い、育とうとする生き物です。
反対に、「育てられること」
つまり、何かを「させられる」ことには強い反発が生まれます。
自分で育ちたい生き物なのです。
子どもは、親からの「育てたい」「育てなければ」という強いエネルギーを感じると、
本来自分が育つために使うはずだったエネルギーを、
抵抗や反発のために使ってしまうようになります。
「見守る」姿勢の根底にある信念がカギ
「人は育とうとする生き物だ」
「人は自分の中に答えを持っている」
「人はそれぞれ」
まずは親の皆さんが、これらの信念を心にしっかりと刻みましょう。
親からの愛情、信頼、尊重のメッセージを感じとったお子さんは
安心感に包まれながら、伸び伸びと自分の力で目標へ向かって育ち始めるでしょう。