親が質問を投げかけると、子どもが考えながら沈黙することがありますね。
はっきりと答えてもらえないともどかしく、
早く、と気が急いてくるように感じられるかもしれません。
ですがこの時間はお子さんにとってとても大事な時間なのです。
・子どもは沈黙の時間に、感情と向き合い、心の内から答えを探している
沈黙の後にはお子さんの大事な気持ちが出てくることが多いです。
良かれと思って話しかけ、
同じ質問をもう一度したり、アドバイスをしたりすると
思考が途中で強制的にストップしてしまいます。
・沈黙を待つことは信頼のギフトになる
「お父さんお母さんは自分の気持ちを理解し、尊重しようとしてくれている」
親がゆったりと待ってくれることで、子どもたちはそんな安心感を得ます。
親から得た信頼や安心感は、子どもが自分の感情を上手にコントロールする力につながります。
・思考力や表現力が伸びる
複雑な心の内と向き合い、言語化して、人に伝えることは簡単なことではありません。
ですが、これらは社会で活動していく上でとても大切な力です。
そして、日々の家庭での会話からも機会を設けることで鍛えることができます。
言語化する力は、人と協同する場面だけでなく、学力にもつながっていきます。
・待っても良い成果につながりそうにない時は
最後に、もしそれ以上待つことが良い成果につながりそうにないときは、こんな質問を投げかけてみてください。
・今何を感じている?
・どんなことを思ってる?
ご家庭のコミュニケーションがさらに深まっていくことをお祈りしています。