幼稚園・保育園や学校から帰ってきたお子さんが、
何やらピリピリしていたり、元気がない様子だと、
お父さんお母さんは心配ですね。
理由がわからず機嫌が悪かったり、
親の言葉に敏感に反応したり、
やる気のない様子をみせたり、
眠たがったり…
そんな時はこんなコミュニケーションを参考にしてみてください。
母「おかえり!何かあった?」
子「べつに」
母「べつにかぁ」
「ちょっと元気ない顔に感じるけど、どうしたの?」
子「・・・」(沈黙)
「何かあった?」
「どんな気持ち?」と質問しても、
すぐには子どもの声が聴けない時もあるかもしれません。
そんな時は「聴いてあげたいと思ってるよ」
というメッセージを渡すだけでOK。
後は子どもの話したいタイミングをじっくり待ちましょう。
子「今日体操服を忘れてサッカー出来なかった。やりたかったのに。」
母「そう、サッカーやりたかったのにできなかったんだね。どんな気持ち?」
このときに「だから忘れ物ないか確認しなさいと言ったじゃない」
「また忘れ物?」…
などアドバイスやお説教を始めないことです。
子「イライラする、ムカつく。今週の楽しみがなくなった」
母「イライラかぁ。楽しみだったんだね」
「忘れないために、明日からどうする?」
しっかり受けとりきった後で、今後の改善策にうつります。
子「持ち物の用意は前の日にする」
改善策は、まずは本人に聞いて自分で決めてもらいます。
人に決められたことより、自分で決めたことの方が実行にうつりやすいからです。
本人が考えても答えがでず、困っているときには
改善策を提案するのも有効です。
お子さんの心の荷物をおろしてあげる感覚で、
ゆったりと話を聴いてあげてください。
お子さんも徐々に心が軽くなっていくでしょう。
そして、こんな風に自分のペースを尊重しながら話を聴いてもらえていると思えると、子どもは親の愛情を感じます。
そして今後も必要なときには、素直に頼って話してくれやすくなりますよ。