お子さんがテストで100点をとったとき
皆さんはどの声かけを お子さんにしますか?
・偉い!あなたはすごいね。
・他の科目が全然じゃない。浮かれちゃだめよ。
・感激したよ。嬉しいな。
・100点とったんだね。
お子さんが、朝一人で起きてきたときはどうでしょう。
・おはよう。起きれて偉いね。
・いつもこうでなきゃ。
・お母さんも朝から元気が出たよ。
・おはよう。一人で起きたね。
実は、承認の仕方には4種類あります。
①評価してほめる
②評価して認めない
③私はどう感じた、を伝える
④事実をそのまま伝える
皆さんが使っていた声かけは、この中のどれにあたるでしょうか?
評価的なフィードバックをする
①評価してほめる
・偉い!あなたはすごいね。
・おはよう。起きれて偉いね。
②評価して認めない
・他の科目が全然じゃない。浮かれちゃだめよ。
・いつもこうでなきゃ。
できたことをほめられると嬉しいものですが、
お父さんお母さんには、
時には評価を手放してお子さんを承認することをおすすめします。
家庭での承認が評価ばかりに偏りすぎると
「よくできる自分でないと愛されない」
「自分の能力以外には興味を持たれていない」
という思い込みが根付きかねないからです。
ほめて自信をつけようとしているつもりが、ありのままの自分でいても大丈夫、
どんな自分でも愛されている、という自己肯定感を下げてしまうことがあるのです。
感じたことや事実をフィードバックする
③私はどう感じた、を伝える
・感激したよ。嬉しいな。
・お母さんも朝から元気が出たよ。
④事実をそのまま伝える
・100点とったんだね。
・おはよう。一人で起きたね。
他にも、
・うれしいな ・びっくりしたよ
・幸せだよ ・大好きだよ
・部屋が片付いているね
・残さず食べたね ・大きな声で挨拶したね
このように、評価ではなくお父さんお母さんの感じたことや事実をフィードバックする。
こんな承認でお子さんの自己肯定感は育まれていきます。
「あなたは~という人だね」という主語を「あなた(お子さん)」にした言い方から、
「私は~と感じるよ」と、主語を「私(親)」に変えれば、感じたことを積極的にフィードバックすることが可能です。
まとめ
ご自身がよくしがちな声かけを知っているだけでも、
今後の声かけに変化を加えていけるようになります。
ぜひお子さんとコミュニケーションをとっている時のご自身の言葉を、自己観察してみてくださいね。