お父さんお母さんから「どうしても怒ってしまうんです」
というご相談をいただくことがよくあります。
皆さん、お子さんへの愛情と しっかり育ててあげたいという責任感でいっぱいです。
その気持ちゆえに 時にお子さんに向かう感情や言動が
コントロール不能な状態になることもあるかと思います。
怒りとのつき合い方
コーチングの関わりを親子関係に取り入れることは
「親御さんが自分の心のコントロールできる範囲をひろげていくこと」と言えます。
怒り自体は自動的に起こってくるものですから、それ自体をなくすことはできません。
怒りと上手に付き合うためには
・怒りを我慢しないで 怒りながらも観察すること
が大切です。
怒りの性質
怒りは抑え込んでも消えずに少しずつ蓄積されます。
小出しにグチグチと吐き出したりしても、限界まで蓄積されると爆発してしまいます。
どうか怒っている自分を責めないでください。
正当化もせず、自己否定せず、ただ「あぁ今は自分は怒っているなぁ」と観察を続けるのです。
・自分の身体に起こっている変化
(目が座っている、熱い、声が震える等)
・行動や言葉
(ゲームのことで怒っていたのに遅刻のことで怒っている、
子どものマイナス面ばかり見ている等)
これらに意識の光をあてて観察を続けます。
これを続けていると、徐々に怒りの感情がおさまって冷静な自分が手に入ります。
そこから意図をもって「叱る」という関わりをできるようになります。