質問しているようで、詰問している
「人は育とうとする生き物である」
「人は自分の中に答えを持っている」
「人はそれぞれ」(一人ひとり、違いを持っている)
パパ・ママコーチングでは、子ども(人)をそういう存在だと信じて関わります。
是非、この三つの信念を持って問いかけてください。
「あなたは育とうとしていない」
「あなたは答えを持っていない」
「あなたは間違っている」
という判断があると、たとえばこんな問いかけになります。
親 「今、しなきゃいけないことは何だと思う?」
子 「勉強」
親 「そうでしょう。なのに○○は今、どんな状態なの?」
子 「勉強せずにサボってる」
親 「分かってるじゃない。分かっててどうして勉強しないの?」
子 「……」
親 「勉強なんかしなくたって合格できるよって思ってるんじゃないの?」
語尾に「?」がついているのですが、これは聞き手が答え(判断)を持っていて、
その方向に相手を追い詰めていくための「詰問」です。
詰問をされると、子どもは自分の身を安全に守る必要が出てきます。
そして、①反撃する、②逃げる、といういたってシンプルな反応をします。
当然、目標達成に向けて前進するための建設的なコミュニケーションは成り立ちません。