宿題をしていても、すぐに下の子とワイワイと盛り上がって、なかなか勉強モードへと切り替えられません。そんな時はこちらもイライラしてしまいます。
上手な声かけや、心構えを知りたいです。
ー小学4年生の保護者様より
ご相談をありがとうございます。
宿題をする時間なのに、だらだらしている。約束の時間になってもテレビから離れない。
後から泣き言を言いながら取り組む姿が目に浮かび、ついついイライラしてしまう。
お子さまを想うからこそのそんな気持ち、すごく分かります。
やる気、意欲を引き出す言葉
では、お子さまが勉強や習い事の練習などに やる気が出ず、他の事に気が向いてしまう時、
どんな言葉をかけてもらったら、やる気を出して頑張ろうという意欲が湧くでしょうか。
「遊んでいてはダメ」 「頑張らないといけないよ」 「ダラダラしないで」
行動を促そうと、こんな言葉が使われがちですが、「~してはダメ」という禁止の言葉では、 なかなか人は動きません。
ストレートなリクエスト
そこで意識してみてほしいのが、『やってほしいことをストレートに届ける』ということです。
「時間だよ。ゲームをやめよう」
「〇時に勉強を始めてね」
「いつ遊びを切り上げるか決めて」
など端的な言葉で、リクエストを繰り返します。
「そんなことじゃまた成績が下がるわよ」「このままでいいと思ってるの?」
といったような、マイナスな表現を付け加えるのは、リクエストが届くのを阻害するので避けましょう。
禁止を奨励に言い換える
子どもたちは心のうちに、伸びていきたいという成長欲求を必ず持っています。
「~してはダメ」(=禁止)を手放して、「~しよう」(=奨励)の言葉で前向きなリクエストを続けていくと、お子さまの行動は変わってきます。
そして、言わなくても自分で行動ができた日がきたときには、心から承認してあげてください。
まとめ
「子どもは育とうとする生き物」であることを信じて向き合い続ければ、徐々に叱りの必要もなくなっていきます。
ぜひ、前向きな言葉かけでお子さまとのコミュニケーションを楽しんでください。